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2024.05.01更新
 

丈夫なほねをつくるカルシウム
 

5月2日はカルシウムの日なのだそうです。「骨」を「こつ」と読ませ「こ→5」「つ→2」にあてはめたことから制定されました。
私たちの体には206個もの骨があり、その組み合わせで体を支えたり、外部の衝撃から内臓や脳を守っています。たとえば片手の骨だけでも27個もの骨がかみあってできています。器用に動かせるのも納得ですね。余談ですが、「コツをつかむ」の「コツ」の語源は「骨」。体の中心にあり、体を支える役割を果たすことから「ものごとの本質を見抜いて自分のものにすること」という意味だそうです。
骨というと中までカルシウムでできている硬い部分と思いがちですが、骨の中には骨髄があり、血液をつくるほか、血中のカルシウム濃度が低くなると骨からカルシウムを補給する、カルシウムの貯蔵庫という役割もあります。また骨は一度つくられれば完成ではなく、常に古い骨を壊し、新しい骨をつくる新陳代謝が繰り返されています。そのためカルシウムが不足したり加齢が原因で代謝が悪くなると骨量が減少し、骨がもろくなってしまうのです。
骨粗しょう症予防の観点からも、カルシウムの重要性はよく知られるようになりました。最近の調査でも、50代、60代の人はしっかりカルシウムを摂っているという結果が出ているようです。カルシウムは吸収できる量が限られているため、一度にまとめて摂っても、体外に排出されてしまいます。毎日の3度の食事でコツコツと摂取するのがポイントといえそうです。

※参考:
公益財団法人 骨粗鬆症財団        https://www.jpof.or.jp/
中外製薬株式会社             https://www.chugai-pharm.co.jp/
エーザイ株式会社             https://www.eisai.jp/
ワダカルシウム製薬株式会社        https://www.wadacal.co.jp/
雪印メグミルク株式会社          https://www.meg-snow.com/
語源由来辞典               https://gogen-yurai.jp/


5月から始めたい、夏の蚊対策。
 

蚊といえば夏ですが、「もう刺された」「見かけた」という人も少なくないのではないでしょうか。温暖化などの影響もありますが、もうすでに活動時期に入っている蚊もいます。
日本には100種類ほどの蚊がいます。その中で人の血を吸うのは20種ほど、代表的なのはアカイエカとヒトスジシマカ、チカイエカです。
アカイエカはその名からもわかるように主に家の中に生息しています。夜、耳元でプーンと飛んでいるのはアカイエカ。3〜4月になると産卵のため人の血を吸い、家の周りの水たまりに産卵します。わずか10日で成虫になり、10月頃まで活動します。
ヒトスジシマカは俗にヤブ蚊と呼ばれる蚊で、日中の庭などアウトドアに生息しています。こちらも4月下旬から5月に第一世代の成虫が密かに活動を始めています。
チカイエカは、その名の通り地下で1年中活動する蚊です。ビルの浄化槽などで発生し、オフィスや地下街といった場所に生息しています。「冬なのに蚊に刺された」というのは今や珍しいことではありません。
蚊の生態を見てみると、アカイエカとヒトスジシマカは夏になる前にすでに行動を起こしていることがわかります。この時期に蚊の対策が必要なのも納得ですね。
対策としては、とにかく幼虫のボウフラが育つ環境をなくすこと。ボウフラはほんの少しの水があれば成長します。鉢植えの水受けの皿、バケツ、じょうろ、ビニールシートに「溜まった水」をつくらないようにしましょう。
「蚊に刺されてもかゆいぐらいだし」と侮ってはいけません。蚊は感染症を媒介することがわかっています。10年ほど前、国内でデング熱の感染が確認されましたが、媒介するのはヒトスジシマカ。海外ではアカイエカによるウエストナイル熱が発生していて、国内に持ち込まれる可能性がないとは言い切れません。 ガーデニングなどで庭のお手入れが頻繁になる今、ボウフラのすみかとなる水に注意をはらいたいですね。

※参考:
厚生労働省           https://www.mhlw.go.jp
東京都健康安全研究センター   https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/
新宿区公式ホームページ     https://www.city.shinjuku.lg.jp/
フマキラー株式会社       https://fumakilla.jp/
アース製薬株式会社       https://www.earth.jp/
シャープ株式会社        https://jp.sharp/
ウェザーニュース        https://weathernews.jp/


地球一周を歩いてみる。
 

新緑の季節となり、ウォーキングやランニングに最適なシーズン到来です。歩くことそのものを楽しみながら、距離を記録している方も多いのではないでしょうか。歩数や距離を記録するアプリもあり、日々増えていく数字も楽しみの一つですね。
では、一生分の歩数を換算したら地球を一周できるのでしょうか。地球の一周の距離はおよそ4万キロメートルといわれています。ちなみに地球は完全な球型をしていないので北極と南極、赤道上どちらを起点にするかで異なり、赤道上のほうが若干距離が長くなります。
世界で初めて地球一周の距離を計算した人は、古代ギリシャの学者、エラトステネスです。紀元前3世紀頃ですから今から2000年以上も前、彼は太陽の位置から影の長さを測定し、緯度の差を利用して地球一周の距離は4万6千キロメートルと計算しました。日本で初めて計算したのは伊能忠敬で、230日もの間、毎日40キロメートルを歩いて江戸から北海道を測量して歩き、導き出した答えは3万9900キロメートル。どちらも驚くほどの精度ですね。
ちなみに「徒歩」で地球一周に相当する4万キロメートルを歩くには、海や山がないと仮定しても24時間1日も休まず歩き続けて約1年だそうです。実際にこんなことは不可能ですから、可能な条件で計算してみましょう。1歩あたりの距離(歩幅)は「身長×0.45」で求めることができます。歩幅に1日に歩く歩数をかければ1日に歩く距離が算出できます。4万キロメートル÷1日に歩く距離で、必要な日数が計算できます。身長160センチの人の歩幅は72センチ。厚生労働省が推奨する1日8,000歩を歩くと1日に5.76キロメートルになります。必要な日数は6944日。およそ19年で地球を一周できるのですね。
地球の大きさをかみしめながら、千里の道も一歩からの気持ちで「歩く」を楽しんでみませんか?

※参考:
ワンダースクール          https://thewonder.it/
学研キッズネット          https://kids.gakken.co.jp/
ウェザーニュース          https://weathernews.jp/
ピースボートクルーズ公式サイト   https://www.pbcruise.jp/


 
 
 
 
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