暮らしの情報・豆知識
2022.06.01更新
 

「仮想通貨」は「暗号資産」に
 

 「暗号資産」という言葉をニュースなどでしばしば耳にします。かつては「仮想通貨」と呼ばれていましたが、2020年(令和2年)5月に施行された「資金決済法」によって、国際基準である暗号資産という呼称に変更になりました。
 さて暗号資産という名前からか、謎めいたもの、うかつに手を出すと火傷しそう、というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。今さらですが、そもそも暗号資産がよくわからないという声もありますね。
 暗号資産とは、インターネットの中だけでやりとりされる、通貨のような機能を持つ電子データのこと。円やドルといった実際の法定通貨ではなく、あくまでもバーチャルな世界でのみ通用する通貨なので、バーチャルマネーといわれることもあります。ちなみに、交通系などで使われているいわゆる電子マネーやプリペイドカードといった「法定通貨建ての資産」とは別のものになります。
 暗号資産の売買は、「暗号資産交換業者」から入手・交換が可能です。交換業者は金融庁・財務局の登録を受けた業者のみが行うことができるので、取引を始める時は必ず金融庁・財務局のホームページから一覧で確認するようにしましょう。
 今や世界中で9,500種類以上あるといわれ、活発な取引が行われている暗号資産ですが、数々のトラブルが散見されているのも事実です。必ず儲かる、といった甘言にまどわされないこと。持ち掛けられた投資話は、たとえ知り合いであっても簡単に乗らないことが重要です。
 また、暗号資産は国家や中央銀行によって発行された通貨ではなく、価値が保証されていないため、価格が大きく変動することがあります。値動きが大きいということは、つまり投機的な面もあるということ。そして、利用者を守るための仕組みがないので、もし交換業者が破綻したとしても補償はありません。
 取引量が増加の一途をたどっている暗号資産。運用についての正しい知識を身につけることこそが、最大のリスク回避であるともいえそうです。

※参考:

日本銀行        https://www.boj.or.jp/
政府広報オンライン   https://www.gov-online.go.jp/
金融庁         https://www.fsa.go.jp/
大和証券株式会社    https://www.daiwa.jp/
SMBC日興証券株式会社 https://www.smbcnikko.co.jp/


大人の歯と口の健康を守る歯磨き
 

 「虫歯予防デー」が始まったのは、1世紀近く前の1928年(昭和3年)のこと。現在は「歯と口の健康週間」と名前を変え、6月4日〜10日に歯と口の正しい知識の普及活動が行われています。80歳になっても20本以上の自分の歯を持とう、という8020運動も今や認知度も上がり、歯の健康についての関心も高い昨今ですね。
 大人の歯磨きの目的は虫歯の予防ではなく、歯周病を防ぐことです。歯周病は、歯周病菌が増殖して歯茎に炎症を起こす、細菌感染症。30歳以上の約80%がかかっているといわれる、立派な病気です。歯周病菌が血管に入ってしまうと心疾患リスクが高くなることもわかっており、全身の健康への影響もけっして小さくないとあって、まさにあなどれない相手なのです。
 歯周病を防ぐためには、1にも2にも、とにかく歯磨き。ですが、漫然と磨いていたのでは効果も半減です。かかりつけの歯医者さんに相談したり、自分に合った歯の磨き方がわかるウェブサイトを参考にするなどして、正しく磨くようにしましょう。コツは歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当てて小刻みに動かしながら磨くことです。毛先の開いた歯ブラシは汚れ落ちが悪くなるので、定期的に取り替えましょう。目安は1か月に1本です。また、歯を磨いた後に何度も口をゆすいでしまうと、せっかくの薬用成分まで洗い流してしまうそう。ゆすぐのは1回でいいと言われています。  歯磨きは毎日の習慣だけに、子どもの頃から変えていないとか、他のことを考えながらとか、何かをしながら、ということも多いかと思いますが、意識して磨くことが歯と口の健康につながります。

※参考:

日本歯科医師会            https://www.jda.or.jp/
公益財団法人ライオン歯科衛生研究所  https://www.lion-dent-health.or.jp/
特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会 https://www.jacp.net/
ライオン株式会社           https://www.lion.co.jp/ja/


薬膳を取り入れてみませんか?
 

 雨が降ればムシムシ、晴れれば暑くと温度差が大きく、体調がすっきりしないのが梅雨の時期。気温が高いのに湿度もあり、汗が蒸発せず体の中に湿気がたまりがちになって、疲れやすさやだるさを感じやすくなるのだとか。そんな時は薬膳を取り入れた食養生がおすすめです。
 薬膳とは、食べる人の体調や季節に合わせた食材を組み合わせた料理のことです。中国や台湾には、毎日の食べ物が健康につながる「薬食同源」「医食同源」の考え方が古くからあり、食べ物で健康の維持増進をはかるという食文化が根付いています。希少で高価な食材や生薬を使う特殊なもの、と思われがちですが、実は意外と身近で、風邪をひいたときや冷えた体を温めるときに飲む生姜スープなども立派な薬膳なのだそうです。
 さて、薬膳の基本的な考えは「陰陽」といわれています。陰の食材は体を冷やす、陽の食材は体を温めるというイメージです。一般的に体を冷やすのはよくないと思われがちですが、どちらか一方に偏るのはよくありません。体やお肌のためにも、陰と陽の食材をほどよく組み合わせるのが正解です。とはいえ、毎日使う食材を調べて陰陽に分類するのは現実的ではないですよね。
 そんなときは難しく考えず、新鮮な旬の食材を選んでみてください。今の季節ならトマトやきゅうり、ゴーヤなどの夏野菜をたっぷり使った献立がおすすめです。そら豆などの豆類や緑豆もやし、とうもろこしは体内の湿気を取る「除湿食材」なので、積極的に取り入れましょう。レシピ本をはじめ、インターネットにも「なんとなく調子が悪い」「むくみがち」といったキーワードで探せるさまざまなメニューがあるので活用してみてはいかがでしょう。

※参考:

全日本民主医療機関連合会     https://www.min-iren.gr.jp/
タマノイ酢株式会社        https://www.tamanoi.co.jp/yakuzen/
クラシエホールディングス株式会社 https://www.kracie.co.jp/
NHKオンライン          https://www.nhk.or.jp/
プレシャス            https://precious.jp/


 
 
 
 
キーストーンコンサルティング株式会社 〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野1-2-39 4F TEL 093-551-6325 FAX 093-551-6326保険相談・教育費積立相談・経営コンサルティング対応エリアは全国です 東京、大阪、名古屋、をはじめ 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県 香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県