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2018.08.01更新
 

夏バテの正体を知り、夏を乗り切りましょう。
 

体がだるい、食欲がない、元気が出ない…。夏に起こる体の不調を総称して、夏バテと呼んでいます。夏バテは昔から、脱水症状や食欲不振によって起こるとされていますが、現代ではそこに「自律神経の乱れ」が加わります。

自律神経とは、臓器や筋肉の働きを24時間調整している神経のこと。起きている時、寝ている時、暑い時、寒い時、どんな状況においても体温や全身の状態が一定に保たれているのは、自律神経がしっかりコントロールしているからです。ですがこの時期は、昔と違って冷房の効いた場所と外という、温度差の激しいところの出入りも多く、自律神経が常に調整し続けている状態になり、自律神経そのものが疲れてしまうのです。

夏バテは、いつもの生活習慣をちょっと見直すだけで予防ができます。エアコンによる体の冷やしすぎや室内外の温度差に注意し、体温調節を心がけて自律神経のバランスを整えましょう。また、さっぱりしたものが食べたい、調理時になるべく火を使いたくない、という理由で冷たい麺類が多くなりがちですが、そればかりでは栄養不足になってしまいます。ビタミンやたんぱく質、汗で失われるミネラルを摂取できる食事を意識してください。食欲がない時も、少しずつでもよいので多品目食べることを心がけましょう。

なかでも大切なのは、よく眠ることです。疲労回復や、自律神経のバランスをとるために、質のよい睡眠は欠かせません。エアコンを適切に活用するとともに、肌ざわりのよいパジャマや寝具にしてぐっすり眠れる環境をつくりましょう。

夏バテは正式な医学用語ではありませんが、高温多湿で過酷ともいえる夏の体調不良は誰もが経験する症状です。夏バテの原因をよく知り、元気に夏をお過ごしください。


※参考:
全国健康保険協会              https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
武田コンシューマーヘルスケア株式会社    http://takeda-kenko.jp/
NHKオンライン               https://www.nhk.or.jp/
味の素株式会社               https://www.ajinomoto.co.jp/
オムロン ヘルスケア株式会社         https://www.healthcare.omron.co.jp/
沢井製薬株式会社              https://www.sawai.co.jp/



地域の安全と安心を守る交番
 

8月25日は「交番の日」。明治7年(1874年)この日、「交番舎」と呼ばれる建物が設置されたことに由来します。

交番制度は世界で初めて東京で生まれたものです。当時は警察署から出向いた警察官が、街の中の交差点などで交通整理をして街を守っていました。しかし天気や陽気に恵まれる日々だけとは限りません。
むしろ悪天候の日の方が交通整理が必要になるため、業務は困難を極めたそうです。そこで「交代で番をしていた場所」に建物を建てたのが「交番」の始まりです。

明治14年には派出所という名前に、そして明治21年には派出所・駐在所という名称に変更されましたが、年月を経て平成6年、派出所は交番と正式名称が変わり、現在に至っています。日本を訪れる外国人が交番と関わるケースも多いため、KOBANという表記もされています。KOBANは、KABUKI(歌舞伎)やORIGAMI(折り紙)などと同じく、世界共通語。交番の存在は広く海外でも紹介され、シンガポールでは日本の交番制度が導入されているそうですよ。

さて、交番と駐在所はどちらも住民の暮らしを守る身近な存在ですが、その違いをご存じですか?交番は、主として都市部にあり警察官が交代で活動しています。それに対し、駐在所は警察官が家族とともに、その地域に住みながら安全を守っているという点で区別されています。

最近の交番は、景観を損なわない建物の仕様や、ランドマークの役割を果たすものなど、さまざまな工夫がこらしてあるものも。東京・池袋駅のふくろう交番や愛知県・日間賀島のタコのデザインなど、全国には地域の特色を活かしたデザイン交番があり、住民や観光客に親しまれています。
制度開始から144年、交番はシンボルともいえる赤灯をともしながら、地域を守る大切な場所となっています。


※参考:
警察庁          https://www.npa.go.jp/
外務省          https://www.mofa.go.jp/
警視庁          http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
テレビ朝日        http://www.tv-asahi.co.jp/
中日新聞         http://chuplus.jp/



知ってびっくり白玉粉
 

ご存じですか?8月8日は「白玉の日」です。丸い白玉を2つ重ねると数字の8に見えることからこの日になりました。白玉は夏の季語でもあり、江戸時代には甘くて冷たい水に白玉を浮かべて売り歩く「冷や水売り」が登場、夏の風物詩でもあったようです。

そんな真夏の和スイーツとして絶大な人気を誇る白玉の原材料は、もちろん白玉粉ですよね、ではその白玉粉は何でできているのでしょうか。答えの前に白玉粉の歴史をご紹介しましょう。
時は室町時代の後半、戦国時代と呼ばれた頃のこと。敵に攻められると、大切なお米を敵に奪われないよう俵ごと川に沈めて隠していました。敵が去るとお米を川から引き上げるのですが、水分を含んだままでは食べられず、お米が腐敗してしまいます。そこで水分を含んだお米を乾燥させて粉に加工しました。これが白玉粉の始まりです。

現在の白玉粉はもち米を石うすで挽き、水に晒して沈殿したものを乾燥させてつくります。かつて厳冬期につくられていたことから、「寒晒し粉(かんざらしこ)」とも呼ばれます。
さて、お米から生まれる粉は他にもあり、白玉粉と同じくもち米を使うのは、もち粉や道明寺粉。白玉粉とは製法が異なります。うるち米を原料にするのは上新粉で、団子やういろうなど数多くの和菓子の材料になります。

また、最近は「米粉(こめこ)」も話題ですよね。白玉粉や上新粉も米粉の一種ですが、店頭で米粉の名で売られているのは、うるち米を最新技術で超微粒子に製粉した粉です。パンやケーキ、ラーメンといった分野にも使われています。グルテンを含まない「グルテンフリー」ということで、アレルギーを持つ方や健康に気を使う世界中の人々から支持されているのです。

お米を主食にする一方で、さまざまな方法で粉に加工し、お菓子づくりに生かしてきた日本が世界に発信する米粉。ちょっと注目したい食材です。


※参考:
農林水産省                http://www.maff.go.jp/
公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構  http://www.komenet.jp/
白玉屋新三郎               http://www.shiratamaya.co.jp/
川光物産株式会社             http://www.kawamitsu.co.jp/
東京ガス株式会社             http://www.tokyo-gas.co.jp/
米粉倶楽部                http://syokuryo.jp/komeko/



 
 
 
 
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