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2018.05.01更新
 

江戸時代のイノベーションが生んだこんにゃく
 

5月29日は、こんにゃくの日です。こん(5)にゃ(2)く(9)の語呂合わせと、こんにゃく芋の植え付けがこの時期に行われることから、1989(平成元)年に定められました。

こんにゃくは「こんにゃく芋」を加工してつくられる食品です。サトイモ科の多年生植物であるこんにゃく芋は、収穫までに約3年の月日を要し、手間がかかるだけでなく病気にも弱い作物のひとつ。しかもこんにゃく芋は傷みやすく、そのままの状態では出荷して流通させることができません。そのためこんにゃくはとても高級な食材で、平安時代は貴族しか食べることができなかったそうです。

そんなこんにゃくが、今のように季節や場所を問わず食べられるようになったのは江戸時代のこと。1776年(安永5年)、水戸藩の中島藤右衛門が、こんにゃく芋を粉にする製法を発明しました。これによって保存と輸送が格段に便利になり、各地へ拡散。庶民が口にできるほど一般的な食材になったのです。

さて、こんにゃくといえば黒か白を思い浮かべる方が多数派と思いますが、滋賀県琵琶湖周辺のこんにゃくは赤い色をしています。そのいわれは諸説ありますが、一番語られるのが「織田信長説」だとか。
この地に安土城を築いた信長が、派手な赤に染めるよう命じた、という言い伝えです。他にも、刺身に似せた、お祭りの山車に付ける赤い飾りに似せた、などの説もあります。他の地域にはない色とインパクトのある外見が、旅行のお土産にも人気だそうですよ!


※参考:
一般財団法人 日本こんにゃく協会   http://www.konnyaku.or.jp/
総務省統計局             http://www.stat.go.jp/
株式会社マンナンライフ        http://www.mannanlife.co.jp/
常陸大宮市              https://www.hitachiomiya-furusatobunka.com/
近江八幡観光物産協会         https://www.omi8.com/



空間を香りで演出、ルームフレグランス。
 

お気に入りのフレグランスの香りをまとう、衣類に香りの良い柔軟剤を使う、などなど暮らしの中で香りを使いこなす方が増えています。なかでも注目なのが、お部屋で楽しむルームフレグランス。液体の室内用芳香剤や、カラフルな見た目のジェル状のビーズ、専用のポットを使うアロマオイルなど多くのグッズがある中で、今人気があるのが「リードディフューザー」です。

リードディフューザーとは、香りづけしたオイルが入っているボトルに木のスティックを挿して使うもので、スティックがオイルを吸い上げることで香りが拡散されます。色や質感がおしゃれで、置くだけで「インテリア映え」するのがポイント。お部屋の目立たないところに置き、香りだけ楽しんでいた従来の液体タイプやジェルタイプに比べ、見せたくなるデザインと高級感のあるフレグランスは、まさに香るインテリアです。

香りの歴史は古く、古代エジプト人は香料を活用していたことがわかっています。古代ローマ人も、固体や粉末の香料で部屋や衣類に香りづけをしていたそうです。1980年代頃からは香りの研究も活発になり、香りには気持ちを落ち着ける効果や、リラックス・リフレッシュさせる効果などがあることもわかってきました。

これからうっとうしい季節を迎えますが、心身ともに爽やかにお過ごしいただく一つの手段として、ルームフレグランスを活用してみてはいかがでしょう。


※参考:
読売新聞(2018年1月22日発行)
日本香料工業会         http://www.jffma-jp.org/
日本フレグランス協会      http://japanfragrance.org/
AROMA LIFESTYLE       https://aromalifestyle.tokyo/
学研キッズネット        https://kids.gakken.co.jp/
日本デオドール株式会社     https://www.deodor.co.jp/



世界のA、日本のB。紙のサイズ。
 

家庭用のプリンターでよく使われるのはA4、週刊誌はB5。この記号のようなものは、、そう紙のサイズです。日本ではA判とB判という2種類の規格が主流になっているのですが、そもそもなぜAとBがあるのか不思議に思われたことはありませんか?

紙のA判はもともとドイツの工業規格で、日本は昭和4年に取り入れました。A判は各国が取り入れ、国際規格になっています。一方B判は日本独自の規格。江戸時代から使われていた「美濃判」がルーツで、名前からわかるように美濃和紙のサイズです。越前や石州など多くの産地がある中でなぜ美濃なのかというと、関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利した際、持っていた采配に使われた紙が美濃和紙だったのだとか。縁起の良い紙ということで美濃和紙は江戸幕府御用紙になり、多くの紙製品に使われるようになったのです。その名残もあってか、かつては公文書を始め学校などでは必ずB判の用紙が使われていましたが、いまではA判が多く使われています。

さて、A4の大きさは210ミリ×297ミリ、B5判の週刊誌の大きさは182ミリ×257ミリ。なぜこんな中途半端なサイズなのかというと、どちらも「白銀比」という比率が用いられているからです。最大の特徴は、何度半分にしても同じ形の長方形になること。A3を半分にするとA4、その半分がA5と、どの大きさの紙をつくっても無駄が出ないのです。

ちなみに広げた新聞紙は594ミリ×841ミリのA1というサイズで、身近な紙の中では最も大きな紙と言えます。


※参考:
国立国会図書館          http://www.ndl.go.jp/
全国手すき和紙連合会       http://www.tesukiwashi.jp/
美濃和紙の里会館         http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/
株式会社竹尾           http://www.takeo.co.jp/
小林クリエイト株式会社      http://k-cr.jp/
しらべぇ             https://sirabee.com/



 
 
 
 
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