夏休みを控え、旅行の計画を立てている人も多いことでしょう。憧れのラグジュアリーホテルや一流旅館に泊まる旅行もいいですが、お得に行くならだんぜんビジネスホテルがおすすめです。
わたしたちがひと口に「ホテル」と呼んでいる施設は、大きく3つに分類されています。1つは「シティホテル」で、帝国ホテルや大手外資系のホテルがこれにあたります。シングルやダブル、スイートなど客室タイプを豊富にそろえ、宴会場やレストラン、エステ、フィットネス施設などがあるのも特徴です。2つめが「ビジネスホテル」です。ビジネスマンが出張で利用することを目的としていて、客室はシングル中心、多くは駅前や地方都市のビジネスの中心街に立地しています。3つめが「リゾートホテル」。ビーチやスキー場といったリゾート地にあり、レジャーを楽しむために独自のサービスを展開しています。
さてそのビジネスホテルといえば、リーズナブルだけど、狭い・古い・タバコのにおいがする…。出張先でとにかく泊まれればOKというホテルが多く、ビジネス以外で女性が利用するにはかなり勇気がいるものでした。
しかし現代のビジネスホテルにその面影はありません。男女限らず幅広いビジネスパーソンの利用促進などさまざまな施策を講じ、新たな客層を呼び込んでいるのです。例えばほとんどのビジネスホテルは、ビジネスの利用が少ない週末や休日を活用したお得な宿泊プランを用意しています。また、地元の特産品を使った朝食を提供するホテル、ぐっすり眠れるようベッドや枕で差別化をはかるホテル、アメニティグッズを人気コスメブランドと提携しているホテル、インターネット環境などのインフラ整備を充実させているホテル、天然温泉や露天風呂をセールスポイントにするホテルなど、実に多彩。「ビジネスホテルの料金でここまで…」と驚くばかりなのです。
価格帯は、都心の立地の良いホテルの中には1泊2万円を超えるところもあるかと思うと、アメニティ等一切なし・夜間スタッフ不在で、2000円以下という超格安ホテルも。ホテルを選ぶ時は、価格だけでなく何にこだわるかを明確にするのがコツです。朝食、部屋の広さ、温泉など、目的に合った上手なホテル選びが、旅を楽しくさせるポイントともいえます。
宿泊代を浮かせた分、食事を奮発したり買い物を楽しんだり、もう1泊したり。ビジネスホテルを利用して、賢くお得に旅行を楽しんでください。
※参考:
株式会社ダイヤモンド社 http://dw.diamond.ne.jp/
株式会社産業経済新聞社 http://www.sankeibiz.jp/
キャリアガーデン http://careergarden.jp/
オールアバウト http://allabout.co.jp/
ビジネス・観光で利用できる「上野のビジネスホテル」 http://www.loquesedelola.com/
梅雨明けの知らせが待たれる今頃は、熱中症を起こしやすい季節です。この時期は暑さに体が十分に慣れていないので体温を上手に調節することができず、想像以上の負担が私たちの体にかかっているためです。消防庁の調べによれば、去年(2014年)の6月から9月の間に熱中症で救急搬送された人は、全国で4万人あまり。年代別で最も多かったのは、65歳以上の高齢者でした。熱中症を発症した場所のうち「住宅」が4割を占めているというデータもあり、自宅で過ごす時間の長いお年寄りは十分な注意が必要です。
熱中症の予防や対策については、テレビや新聞といったマスコミ報道だけではなく、住んでいる自治体からのお知らせ、かかりつけのお医者さんなど、あらゆるところで情報発信がされています。ですが、いろいろなケースを想定して説明されているので、複雑なのが玉にキズ。ということで、ここでは「自宅で予防」にしぼってご紹介しましょう。
熱中症とは、「高温高湿の環境により、体内の水分と塩分のバランスが崩れて体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」をいいます。熱中症を予防するポイントは3つです。
■お部屋の環境をチェック!
室温が高い場所に長くいると体温調節がうまく機能しなくなり、体温が上がります。また、湿度が高いと汗が蒸発せず、体温を下げることができなくなります。その結果、体内に熱がこもってしまうのです。室内の温度が28℃を超えないよう、湿度は60%以下に保ちましょう。体感として「暑い」「暑くない」で判断するのではなく、温湿度計などを活用して数字で確認する習慣をつけるとよいですね。
■衣服にも工夫を!
吸水性や通気性にすぐれた素材を選んだり、首まわりや袖口がゆったりした服装を選んでください。日の当たるところでは、黒い色は避けるのがおすすめです。
■水分をこまめに摂取!
高くなった体温を下げるには、しっかり汗をかくことが大切ですが、汗をかくということは、血液中の水分や塩分が失われることを意味します。そのため、しっかりと水分を摂ることが大切です。夏は気づかないうちに汗をかいているので、のどが乾いていなくても水分を摂りましょう。ただし、カフェインを含む飲み物やお酒は利尿作用があるので逆効果です。塩分を同時に摂れるスポーツドリンクもおすすめです。
※参考:
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/
環境省 http://www.env.go.jp/
政府広報オンライン http://www.gov-online.go.jp/
総務省消防庁 http://www.fdma.go.jp/
第一三共ヘルスケア株式会社 http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
大塚製薬株式会社 http://www.otsuka.co.jp/index.php
夏はビール! 仕事帰りやお風呂上りの1杯、たまりませんね。ですが、中高年、とりわけ男性にとっては尿酸値が気になる方も多いのではないでしょうか。
「尿酸」とは、食品中のプリン体が分解されてできる物質です。通常は尿にとけて排出されますが、プリン体を多く摂り過ぎて分解が間に合わず排出できなくなると、結晶化して関節部分にたまり、尿酸値が高い状態である「高尿酸血症」に。そのまま放置しておくと痛風になったり、心血管・脳血管疾患を引き起こすリスクが高くなります。
そこで、尿酸値を適正に保つために注目されたのがプリン体です。要はプリン体の摂取を控えるということです。プリン体はうまみ成分でもあるので、食品のほとんどに含まれていますが、中でも「高プリン食」と呼ばれるモツやレバー、白子、うになどは控えめにするほか、水に溶けやすいという性質を利用して、茹でたり煮たりして調理をすると効果的です。
ビールや発泡酒も、プリン体量で見ると、白米の1/2〜1/3程度で実はそれほど多くはありません。ただ、酒類で比べると多いのは事実。そこでビール会社各社がプリン体ゼロのビールや発泡酒をラインナップしているのです。尿酸値が高めなら、ビールであれ焼酎であれ、飲む量や回数を減らすことは言うまでもありません。
先頃発売された、プリン体に直接作用し、プリン体量を低減させる可能性を持つヨーグルトは、大きな反響を呼びました。かつては「贅沢病」と言われた通風も、食の欧米化が進んで飽食の時代になった今は、誰もがかかる可能性があります。それだけに「プリン体」への関心が高いのかもしれません。
※参考:
e-ヘルスネット http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
日本水産株式会社 http://www.nissui.co.jp/
サントリーホールディングス株式会社 http://www.suntory.co.jp/
戸板女子短期大学 http://www.toita.ac.jp/
NHK健康ホームページ http://www.nhk.or.jp/kenko/
一般社団法人 日本健康倶楽部 http://www.kenkou-club.or.jp/
株式会社明治 http://www.meiji.co.jp