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2014.12.01更新
 

アスリートもとりこにするキムチ
 

本格的な冬を迎えると、韓国では一斉にキムチ漬けが始まります。「キムジャン」と呼ばれるこの風習は韓国の冬の風物詩にもなっており、2013年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

キムチとは「漬物」という意味です。野菜の塩漬けを意味する「チムチェ」が語源とされ、その名の通り、白菜に限らずいろいろな種類があるのが特徴です。塩味だったキムチに現在のように唐辛子を加えるようになったのは16世紀初め頃のことで、一説では、唐辛子を朝鮮半島に持ち込んだのは、豊臣秀吉とも言われています。

韓国では、長い冬の間の保存食として古くから伝統的に作られ、食べられてきました。また、宮廷料理としての一面もあり、キムチを使った料理も数多くあります。日本での歴史は意外と浅く、1970年代になってようやくスーパー等で見られるようになったそうです。

今ではすっかり私たちの食卓でもおなじみになり、長く漬物生産量の王者だったたくあんを抜いて、堂々1位に。平成11年には、日本の全漬物生産量の22%を占めるほどになりました。

発酵食品であるキムチは栄養価が高いことも特長で、乳酸菌と豊富なビタミン類、代謝を高めて抵抗力を強化するカプサイシン、タウリンなどのアミノ酸を含んでいます。

世界の一流アスリートたちもキムチパワーに魅せられ、競技会場の選手村に準備されたキムチがわずか3日で底をつくほどの人気となり、追加のキムチを用意したという逸話も残っているそうですよ!数千年前から伝わってきた伝統食キムチは今、世界中の人々をとりこにしているのですね。

※参考:
韓国農協         http://www.koreafood.co.jp/
healthクリック       http://www.health.ne.jp/
韓国観光公社      http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/index.kto
Life in Korea        http://www.lifeinkorea.com/
全日本漬物協同組合連合会  http://www.tsukemono-japan.org/


その二日酔い対策、自己流かも?
 
年末年始は、お酒を飲む機会が増えるシーズンです。人間関係を円滑にする「飲みニケーション」として有効である一方、翌朝は気分が最悪…という経験をした方も多いのではないでしょうか。ということで、このコラムでは二日酔いのメカニズムと、予防や正しい対処法をご紹介します。

二日酔いとは、飲みすぎた翌日の頭痛や吐き気、胸やけといった、気分が悪い状態を指します。原因はもちろん「飲みすぎ」ですが、どれだけ飲むと二日酔いになるかは人それぞれですよね? それはなぜなのでしょう。

お酒とは、アルコールを1%以上含む飲料のこと。口から入ったアルコールは胃と小腸で吸収され、血液に入って全身にいきわたります。血中のアルコールは肝臓で「アセトアルデヒド」になり、最終的に炭酸ガスと水に分解されます。アルコールが大量になると肝臓での処理が追いつかず、アセトアルデヒドのまま血液中に流れてしまうのですが、処理能力には個人差があるので、お酒の適量も人によって変わるというわけです。アセトアルデヒドは有害物質であるため、体にさまざまな症状を引き起こします。

二日酔いを防ぐ方法はいくつかありますが、一番大切なのは「適量を心がける」こと。お酒を替える、いわゆるチャンポンは、味が変わることで余分に飲みがちなので気をつけたいところです。また、空腹で飲むのはNG。ちゃんと食事やおつまみを食べながら飲みましょう。お酒と一緒に水を飲むのも有効です。

さて、気をつけていても二日酔いになってしまったら。対処法についてはさまざまな情報があふれていますが、絶対にやってはいけないのは「迎え酒」です。二日酔いの状態でお酒を飲むと治ったような感覚に陥りますが、これはアルコールの影響で神経が麻痺しているだけで、さらに肝臓に負担をかけている状態です。同様にサウナや入浴、運動で汗をかいてアルコールを体から抜くという考え方は、アルコールの代謝速度が下がるだけで逆効果でしかありません。

「飲みすぎてしまったかな?」と思ったらとにかく水分を摂ることです。水が飲みにくい時はスポーツドリンクや白湯がおすすめです。そもそも二日酔いには特効薬も即効性のある解消法もありませんから、安静にして水分補給するのが一番です。

無理をしないこと、医学的に間違った二日酔い解消法を信じないこと。これらを守って、年末年始の宴会シーズンを乗り切ってくださいね。

※参考:
公益社団法人アルコール健康医学協会
            http://arukenkyo.or.jp/index.html
武田薬品工業株式会社  http://www.takeda.co.jp/
大鵬薬品工業株式会社  http://www.taiho.co.jp/
宝酒造株式会社       http://www.takarashuzo.co.jp/
アサヒビール株式会社    http://www.asahibeer.co.jp/


「更年期」は、前向きにとらえるが勝ち。
 

年齢を重ねてもおしゃれや趣味を楽しみ、いきいきと過ごしている女性が増えている一方で、更年期特有の症状に悩まされている方も少なくないと聞きます。

そもそも「更年期」とは何でしょう? 中高年女性の体調不良を指す言葉でしょうか。答えはいいえ。更年期は、女性のライフサイクルの1つなのです。わたしたちの体は、初潮を迎える「思春期」、妊娠・出産に関わる「成熟期」、閉経前後の「更年期」、閉経後の「老年期」などのライフサイクルに分けられ、それぞれのステージに女性ホルモンの働きが大きくかかわっています。

女性が閉経を迎えるのは50歳前後。更年期はこの前後10年間を指します。この頃、体の中では卵巣の働きが衰え、女性ホルモンの分泌量が急激に減ってホルモンバランスがくずれます。その結果、自律神経がうまく働かず、体にさまざまな不調が現れてしまうのです。代表的な症状に、のぼせ、発汗、ほてりがありますが、その他にも不眠、頭痛、めまい、動悸など、実に多くの症状が表れます。

これらの症状を以前はひとまとめに「更年期障害」と言っていましたが、今では、治療を必要としない不調 を「更年期症状」と呼び、症状が重く、日常生活に差し障りのあるケースを「更年期障害」と呼んで区別しています。

更年期の症状は、個人差が大きいのも特徴のひとつです。また表れる症状もさまざまなので、症状がひどい時は、医療機関の受診がおすすめです。ほかの病気が隠れている場合もあるためです。最近は「更年期外来」「中高年女性外来」などといった専門外来を設けている産婦人科もあります。

更年期は確かにやっかいですが、いったんつくってきた自分の体を次の新たなステージに向けてつくり替える時期のようなものと考え、やがてやってくる老年期の準備期間として前向きにとらえてみてはいかがでしょう。平成25年に厚生労働省が発表した統計によると、女性の平均寿命は86.61歳です。50代で更年期を迎えたとして、残り30年間をその体で生きていくことになりますものね。

ウォーキングや軽いエアロビクス、水中歩行などの有酸素運動は自律神経の安定に効果がありますし、心のバランスを整えるために、気分転換の時間を持つ、ストレスをためない、趣味の時間を持つのもよいでしょう。

更年期と上手に付き合う術を身につけて乗り切れば、健やかなシニアライフが待っています。

※参考:
武田薬品工業株式会社  http://www.takeda.co.jp/
久光製薬株式会社     http://www.hisamitsu.co.jp/
キッコーマン株式会社   http://www.kikkoman.co.jp/
セルフドクターネット     https://www.selfdoctor.net/
ユニ・チャーム株式会社  http://www.unicharm.co.jp/index.html
厚生労働省          http://www.mhlw.go.jp/


 
 
 
 
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