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2013.10.01更新
 

「中高一貫校」を始め、学びの選択肢が広がっています
 

受験勉強にも熱が入るこの時期、年頃のお子さんを持つご家庭で今話題と言えば「中高一貫校」でしょう。私立の中高一貫校の人気を反映し、1999年4月から公立校でも実施されているこの制度は、従来の中学・高校の制度に加えて、6年間一貫教育を学ぶ機会を選択できることで、多様化した中等教育の実現を目指す目的で導入されました。

その公立の一貫校には3つの形態があるのをご存じでしょうか。まずは「中等教育学校」。これはひとつの学校として中高一貫教育を行うものです。それから「併設型の中学校・高校」。こちらは同一設置者による中学と高校を接続する形で、たとえば市が市立中学校と市立高校を接続し高校入試は行わない、などのケースです。この2つは中学にあたる前期課程と高校にあたる後期課程で教科の授業数を調整することができ、教育に特色を打ち出すことが可能になっています。なかでも「中等教育学校」はより柔軟なカリキュラムを組めることから、私立の中高一貫校に近いとされています。最後は「連携型の中学校・高校」。ゆるやかな形態で実施することができるもので、中学と高校が教育課程の編成や教員・生徒間の連携を深めるなどの方法で中高一貫教育を行います。併設型との大きな違いは、“設置者”のくくりがないこと。つまり、市立と県立など異なる設置者の実施が可能です。こうした公立の中高一貫教育校は、2011年4月現在で全国で約400校あります。

このほか、以前は外国人のみ入学可だったインターナショナルスクールも、日本人を受け入れるところが増えつつあります。また、通信制のフリースクールなど、現代の学校は多岐にわたっています。本人の適正や希望、思い描く将来像などを考え合わせ、多様化する学校を適宜選べる時代なのです。

※参考:
文部科学省                     http://www.mext.go.jp/
中学受験 公立一貫校プログラム        http://www.nps.jp/index.html
週刊ダイヤモンド101巻22号 株式会社週刊ダイヤモンド社
NPO法人フリースクール全国ネットワーク   http://www.freeschoolnetwork.jp/


お孫さんと一緒に過ごそう!
 

10月の第3日曜日は「孫の日」。祖父母と孫がコミュニケーションを高める日に、という目的で1999年に制定された記念日です。日本記念日協会の登録認定も受けているれっきとした記念日で、最初に提唱したのは日本百貨店協会です。

核家族化が進む一方で、最近は働くパパやママの育児をサポートする祖父母が増え、育児をするパパ、イクメンならぬ「イクジイ」という言葉もあるほど。また、子どもの人数も少ないため、両親や互いの祖父母そろって大切に育てるという話もよく聞きますね。

かわいい孫のために何でも買ってあげたい。でも、いろいろなものを買い与えるのもいかがなものか。とグッと我慢しているおじいちゃんやおばあちゃんも多いのではないでしょうか。

そんな我慢も、この日だけは無用です。おもちゃ業界も「かわいいお孫さんに楽しいおもちゃを買って一緒に過ごそう」というキャンペーンを実施していて、一緒におもちゃを選び、買って遊ぶのもおすすめ。あの「リカちゃん人形」の家族に「おばあちゃん」も欲しい、というシニア世代の声を取り上げて「おばあちゃん・香山洋子」が発売され話題を呼んだのは去年のことです。また、最近の傾向は「モノ」から「コト」へとシフトしつつあるので、「コミュニケーションを取りながら一緒に過ごす日」ととらえ、食事をしたり、どこかへお出かけして一緒に体験する、といった過ごし方もよいでしょう。

少子化の進む現代において、誰もが祖父母になれるわけではないこの時代。「孫の日」は、消費に貢献してモノを贈るもよし、会う口実にするもよし、手料理をふるまうのもよし。その方法と過ごし方は、まさに千差万別。祖父母の腕の見せどころなのかもしれません。

※参考:
東京玩具人形協同組合       http://www.gangu-kumiai.com/
イクジイプロジェクト           http://www.fathering.jp/ikujii/
「子どもの安全」ブログ(セコム)   http://www.secom.co.jp/kodomo/
株式会社タカラトミー          http://www.takaratomy.co.jp/


車窓を楽しみ、時間と空間を満喫できる、豪華列車の旅。
 

JR九州の列車「ななつ星」のデビューが話題です。10月15日運行開始の、この豪華寝台列車は、車両デザインや内装、装飾品はもちろん、乗務員の制服やバッグなども粋をこらした格式のあるものとなっていて、すでに来年の春までは満席なのだそうです。

飛行機を始め、全国で整備されつつある新幹線で目的地まで短時間で行ける現代に、今、豪華列車の旅が人気です。その秘密はホテルライクな設備で快適に過ごせる工夫や本格的な食事、ゆとりある行程から生まれる優雅な気分といったところでしょうか。

豪華寝台列車の人気を築いた立役者はいわずと知れた「北斗星」。1988年の青函トンネル開通により、上野−札幌を結んだこの寝台車は、クラシックホテルのような列車として人気を呼びました。青地に星をあしらったエンブレムは有名で、鉄道ファンならずとも人々を魅了し続けています。そして、美しい夕暮れが堪能できるとして予約殺到なのが大阪−札幌間約1500kmをおよそ21時間かけて走る「トワイライトエクスプレス」。一度は乗ってみたい、憧れの寝台特急と言えます。また、北斗星を超える寝台特急としてデビューした、上野−札幌間の「カシオペア」は最前部のラウンジカーからの車窓が人気ですし、東京−出雲・高松間を運行する「サンライズ」は、ビジネスでの利用を意識していて、各部屋にコンセントのついた個室はさながらビジネスホテルです。どの寝台列車もさまざまなグレードの寝台ルームがあるので、予約をする前に調べておくのがおすすめです。

ところで、豪華なのは寝台列車だけではありません。東北新幹線「はやぶさ」の「グランクラス」の座席シートは、まさに「新幹線のファーストクラス」。ひとつの車両にわずか18席が設置されているだけ、というぜいたくな広さが、優雅な旅を演出しています。ドリンクサービスはもちろんのこと、季節で変わる食事が提供され、上り・下りの食事メニューは異なるというきめ細かさ。グランクラスで行く宿泊つきパッケージツアーもあるので、利用するのもいいですね。

うつりゆく車窓の風景を楽しみながら、五感で楽しむ鉄路の旅は、豪華列車に乗って。 格別な旅は、とびっきりの思い出を作ってくれるかもしれません。

※参考:
九州旅客鉄道株式会社     http://www.cruisetrain-sevenstars.jp/
トレたび              http://www.toretabi.jp/
株式会社読売旅行        http://www.yomiuri-ryokou.co.jp/
東日本旅客鉄道株式会社    http://jreast-shinkansen.com/granclass/
一個人特別編集「鉄道の達人が教える列車の旅」(KKベストセラーズ)


 
 
 
 
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