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2011.01.04更新
 

もらってうれしい、当たればさらにうれしい。お年玉つき年賀状。
 

年賀状をもらったあとのもうひとつのお楽しみといえば、お年玉つき年賀はがきの当選発表ですね。受け取った年賀状をもう一度見返しながら番号を照らし合わせるのも楽しいひとときです。

年賀状、すなわち新年の挨拶を手紙で取り交わすようになった歴史は古く、7世紀後半の飛鳥時代の頃と言われています。平安時代後期には年始の手紙文例集のような書物も発行され、明治20(1887)年頃には年賀状を出すことが年中行事として定着しました。

現在のようなお年玉つき年賀はがきが発売されたのは、昭和24(1949)年12月のこと。生活物資が不足していた時代に、特等のミシンをはじめ純毛の洋服地、学童用野球グローブ、学童用こうもり傘という景品が当たるとあって、発売と同時に大ヒットしたそうです。

以降の景品を見てみてもタンスやカメラ、洗濯機といった生活必需品から、電卓やカラーテレビ、バブルの頃の海外旅行券など、その時代を反映していると言えそうです。現代は欲しいものや価値観の多様化を背景に、旅行券や液晶大型テレビなど複数の景品から選択できる仕組みになっています。

遠く離れている人や、日頃なかなか会えない人と1年に1度近況を報告しあう年賀状に、「はがきを買った自分ではなく、送った相手に当たる」お年玉つきの年賀はがきはぴったり。もし当たっていたら、相手に報告がてら電話やメールをしてみてはいかがでしょう。

※参考:郵便事業株式会社  http://www.post.japanpost.jp/
年賀状博物館  http://www.nengahaku.jp/


ポイントは、上手に貯めてお得に使おう。
 

よく行くスーパー、ドラッグストア、家電量販店、レンタルDVDショップなど、知らず知らずのうちに増えていくポイントカード。あるシンクタンクの調査によれば、国内のポイント・マイレージの2007年度発行額は8,000億円以上とのこと。今後も増え続けると予想されています。

ポイントが貯まるカードのうち、おなじみなのがクレジットカードでしょう。次に家電量販店やレンタルDVDショップ、スーパー、航空マイレージなどのポイントカードがあります。最近増えているのがインターネットショッピングサイトなどが発行するネット系のポイントです。

ほとんどの人が何となく貯め、失効直前に商品券や景品などに交換するか、買い物でお使いになっていると思われるポイントを、上手に貯めてお得に使うポイントとは?

まず、たくさんのカードに分散しているポイントをまとめることを考えましょう。クレジットカードも枚数を絞った方がポイントが貯まります。また、最近は企業間での提携もさかんなので、「○○で貯めたポイントを▲▲航空のマイレージに換え、航空チケットに交換」とか「●●のポイントを電子マネーに換えてお買い物」といったことが可能になっています。インターネットには手持ちのポイントで欲しいポイントと交換できるポイント交換専用サイトもあり、選択肢が広いと人気です。

よく行くスーパーなら来店ポイントやポイント○倍デー、ボーナスポイントが付加している商品を購入するなどを上手に活用し、貯めたポイントで、特売しない商品を買うのがおすすめです。

ポイントはその店を利用したことへのお礼でつくキャッシュバックのようなもの。「お金」同様ということを認識し、無駄にすることなく暮らしに役立てていきたいですね。

※参考:かんたんポイント&カード生活(ポイント探検倶楽部編著/自由国民社)
T-SITE  http://tsite.jp/
株式会社野村総合研究所  http://www.nri.co.jp/
株式会社ポイ探  http://www.poitan.net/


もっと活用してみては? ジェネリック医薬品。
 

お医者さんにかかるとお薬が処方されます。薬局ではお医者さんの処方箋をもとに薬をそろえ、わたしたちは薬の代金を薬局に支払いますね。この薬代の負担軽減になるのが「後発(ジェネリック)医薬品」の活用です。

2010年に全国健康保険協会が、処方された薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合どのくらい薬代の自己負担額が軽減されるかを試算したところ、1か月・1人あたりの軽減額は約1,500円、全国でみると1か月に約2億1,400万円(うち自己負担分は約6,420万円)になり、単純に12倍にした年間推計では約25億6,800万円になりました。こんなにおサイフにやさしいジェネリック医薬品であるにもかかわらず、日本でのシェアは2009年9月現在で20.2%。アメリカの71.8%やドイツの62.9%に比べて普及が進んでいません。

そこで薬を処方する立場のお医者さんの処方箋の様式を変え、「ジェネリック医薬品への変更不可」の欄に医師の署名がない限り、わたしたちが希望すればジェネリック医薬品にすることが可能になったのです。

そもそも「ジェネリック医薬品」とは、厚生労働省が先発医薬品と同等と認めた医薬品のこと。医薬品の開発には巨額の資金と年月がかかるため、特許期間が設けられています。その特許が満了した医薬品を、同じ成分、同じ効き目の「後発」医薬品として製造・販売しているのがジェネリックです。すでに使用されている医薬品のため臨床試験が不要で研究開発費のコストが大幅に低い分、患者へ安価で提供できる仕組みです。

ただし、先発医薬品とまったく同じなのかというとそうではありません。主成分が同じでも製法や添加物が異なる場合があり、効き方に微妙に違いが生じることがあるためです。つまりジェネリック医薬品は「先発医薬品と似ているけれど違う薬」。しかし、ジェネリックの方が改良されている場合もあるので、効果に違いがなければ安くてお得なのです。

「2012年までにシェアを30%以上にする」という国の目標のもと、さらなる普及を目指して医薬品メーカーが後発医薬品をより信頼されるものとして提供していくことはもちろん、私たちも正しい情報を入手しながら上手に利用していく時代が来ているのです。

※参考:厚生労働省  http://www.mhlw.go.jp/
日本ジェネリック製薬協会  http://www.jga.gr.jp/
日本ジェネリック医薬品学会  http://www.ge-academy.org/
全国健康保険協会  http://www.kyoukaikenpo.or.jp/
東京都薬剤師会  http://www.toyaku.or.jp/


 
 
 
 
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