6月4日から10日までの1週間は「歯の衛生週間」。ということで、今回は口腔ケアのお話です。
まずは基本中の基本、歯磨き。食べたら磨くことを習慣づけましょう。睡眠中は虫歯菌の繁殖を抑える働きがある唾液の分泌が少なくなるので、寝る前は磨き残しのないよう、しっかり歯磨きをしてください。
次に歯周病ケアです。大人が抱える歯のリスクは虫歯よりも歯周病です。痛みや自覚症状がなく気づきにくいのですが、放置しておくと全身の健康に影響をおよぼすことも判明しています。歯周病の原因は歯垢です。定期的に歯医者さんに通い、セルフケアでは取りきれない歯垢や歯石をとってもらうのがベストです。
また、口臭が気になるという方も増えているようです。ニオイの強い食事やタバコなどの影響もあるそうなので、歯磨きの後にデンタルリンスを活用するなどして、歯や歯ぐきだけではなく口の中全体を清潔に保つことを心がけてください。舌のブラッシングもおすすめです。
最後は義歯(入れ歯)のお手入れです。入れ歯だから口腔ケアなどは関係ないと思っていませんか?
入れ歯もしっかり洗浄しないと口内炎や口臭の原因になります。はずした後は流水でよくすすぎながらブラッシングし、洗浄剤に漬けておきましょう。
歯の衛生週間は、歯の健康を考える機会でもあります。自分の歯の「今」と「未来」のために、今日からきちんとケア、始めてみませんか?
※参考:日本歯科医師会 http://www.jda.or.jp/
サンスター株式会社 http://jp.sunstar.com/0.0_home/0.0_home.html
ライオン株式会社 http://www.lion.co.jp/
5月31日は世界禁煙デー。そして6月6日までは禁煙週間です。これは喫煙による健康リスクをあきらかにすることで禁煙を促し、未成年者の喫煙をなくすのが目的で、今年はたばこを吸わない人が煙にさらされる、いわゆる「受動喫煙」についても情報を発信しています。
日本たばこ産業株式会社が行った「平成20年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は39.5%。これは昭和41年の83.7%の半分以下の数字です。一方20代、30代の女性の喫煙率は増加の傾向にあります。
さて、ではどうすれば上手に無理なく禁煙できるのでしょうか。
まず禁煙を開始する日を決めましょう。仕事がひと段落して時間や心にゆとりがある時、結婚記念日や子どもが生まれた日など、自分にとって特別な日などを設定するとよいとされています。さらに自分の喫煙習慣を記録し、1日のうちいつ、どんな時に喫煙しているのか確認しましょう。これによって、例えばお酒を飲みながら一服という習慣のある人は、禁煙開始直後はお酒の席に出るのをやめるなどという対策がとれます。
自分だけで禁煙するのがむずかしい人は、ニコチンパッチや飲み薬を用いて治療ができる禁煙外来がおすすめです。
努力の甲斐あって禁煙に成功したら、維持することを心がけましょう。禁煙してよかったことをリストアップしたり禁煙できたことに自信を持つことも有効です。
禁煙は自分のためだけでなく、家族のためにもなります。禁煙に「もう遅い」はないそうですから、今日から始めてみてはいかがでしょう。
※参考:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/
財団法人 健康・体力づくり事業財団 http://www.health-net.or.jp/
ノバルティス ファーマ株式会社 http://www.novartis.co.jp/
ファイザー株式会社 http://www.pfizer.co.jp/pfizer/