金融・お金の情報
2015.06.01更新
 

こんなところでも萌えてます。とにかく元気!「〇〇女子」、増殖中。
 

昨年登場して話題になった「カープ女子」に続く新たなキーワードとして浮上しているのが、プロレスに萌える「プロレス女子」、略して「プ女子」などと呼ばれる存在です。野太い男性ファンの声ばかりだった試合会場に、アイドルのライブさながらの黄色い声援が飛び交います。

「プ女子」急増のきっかけは、団体[新日本プロレス]が女性ファンの開拓に力を入れ始めてからといわれています。まず、それまでの黒タイツをやめ、個性的でアイドルばりのオシャレなコスチュームに“変身”。さらにレスラーたちの写真集やうちわ、マフラータオル、Tシャツなどのグッズも充実。他の団体、[DDTプロレスリング]では割安なレディースシートを設けたり、女性客限定の興行も行っています。

しかし、「プ女子」誕生の最大の理由は、魅力的なイケメンレスラーが増えたことです。リング上では鍛え上げられた肉体で闘い、技をかけられて苦悶の表情を浮かべる一方、サイン会やトークショーなどで垣間見せる気さくで優しい素顔。このギャップに惹かれてトリコに、というパターンが多いようです。力強いイケメン男子による、ライブ感あり、ドラマ性ありの総合エンターテイメントのプロレス。実は、女子が萌える要素が満載だったというわけです。

“オトコの仕事”というイメージの強い建設・土木業界で働く女子、通称「ドボジョ」も増加中。国交省は昨年、「ドボジョ」の数を5年間で倍増させる行動計画を発表。また、女子学生らに業界の魅力をアピールする狙いで、漫画本『ドボジョ』や「ドボジョ」たちの写真やインタビューをまとめた『土木女子』なども発売されています。

近年、農学系の大学を志望する女子が増えており、「農系女子」なる言葉が生まれました。理系女子の「リケジョ」に対抗して「ノケジョ」などともいわれます。農学系といっても最近は昔のような泥臭いイメージはなく、食・造園・森林・バイオ・環境・生命など、さまざまな分野をカバーし、男女の力の差によるハンデもほとんどなくなっています。全国の私立大学の合格倍率を見ても、農系学部は、医学部・薬学部に次いで高く、理工学部や社会科学系学部(法学・経済学)を大きく上回るほどの人気ぶり。食の安全への意識の高まりや環境問題など、生活の基盤に触れる学問としてのすそ野の広がりが魅力となっているようです。

※参考:
新日本プロレス     http://www.njpw.co.jp/
DDTプロレスリング   http://www.ddtpro.com/
国土交通省       https://www.mlit.go.jp/
週刊朝日(2015年4月17日号)
日経産業新聞(2014年9月12日付/2015年1月13日付)
日経МJ(2015年3月13日付)


“待ち”から“攻め”へ。ネットで販路拡大、「中古車販売」市場。
 

2014年の中古車販売台数は、2年連続マイナスの前年比3.6%減で過去最低を記録しました(日本自動車販売協会連合会)。消費増税による新車販売低迷の波をもろに被ったかたちです。しかし中古車販売各社は、この窮状をチャンスと捉え、活発な動きを見せ始めています。

その一例が、中古車のネット通販の広がりです。これは、これまであったような、通販サイト上に中古車の販売店などのリンクを設けるといったものではなく、他の一般商品と同様にクルマがオンラインで買えるというシステムです。そもそも、高単価で一台ごとに状態が異なる上に事務手続きが煩雑といった中古車をネットで販売するのは難しい、というのがこれまでの業界内の常識でした。この画期的試みに挑んだのが、総合ネット通販サイトの[アマゾン]でした。中古車販売の[ネクステージ]と組んで、昨年スタート。価格の、安さと分かりやすさが最大の特徴で、現在設定されている、33万、44万、55万、77万円という4つの価格帯はすべて総額表示で透明化。税金や保険、その他の諸費用の一切を含んだ数字です。また、実物を見ずに買う不安を取り除くために、タイヤ、バッテリー、エンジンオイルなどの消耗品8パーツを新品に交換。最短2週間で自宅に納車され(関東・関西・中部地域は送料無料)、納車から1週間以内は返品可能。購入後のメンテ等は、全国34拠点の[ネクステージ]店舗で対応します。

「タイムズ」を展開する[パーク24]は、今年3月から、レンタカーやカーシェアで使用していた中古車のネット販売を開始。主な消耗品8パーツの新品交換や1年間無償修理を付帯。

[ヤフー]も今年2月から、これまで加盟業者間でしか取り引きできなかった中古車がネットオークションサイト「ヤフオク!」を介して個人でも買えるようになりました。

中古車買い取り最大手の[ガリバー]は、今年3月「楽天市場」に「ガリバーオンラインストア楽天市場店」を、4月には「ヤフー!ショッピング」にそれぞれ出店して中古車のネット販売を開始しました。自社店舗で買い取った“新車登録5年未満・走行距離5万キロ以下・評価点A以上”の3条件を満たす国産車が対象。8品目の消耗品、新品交換。最長10年間保証付き。

積極的な実店舗拡大に加えて、ネット通販に新たな活路を見出そうとする中古車業界。今後、順調に信用と実績を獲得していければ、将来的には自動車メーカーやディーラーと組んで、新車販売へと発展しそうな可能性を秘めています。

※参考:
(社)日本自動車販売協会連合会  http://www.jada.or.jp/
アマゾンジャパン            http://www.amazon.co.jp/
ネクステージ               http://www.nextage.jp/
タイムズモビリティネットワークス   http://www.timesmobi.co.jp/
ヤフー                   http://car.auctions.yahoo.co.jp/
ガリバーインターナショナル      http://www.glv.co.jp/
日経МJ(2015年1月21日付/同3月4日付)


まず、地元に愛されることが大切です。定着した「命名権ビジネス」の“いま”。
 

スポーツ施設や公共の建物などに企業名やブランド名を付ける権利、「命名権=ネーミングライツ」が本格的にビジネスとして確立され始めたのは90年代の後半。日本では2003年、「東京スタジアム」(東京・調布)が「味の素スタジアム」となったのが初の命名権導入となりました。5年契約で12億円(契約時)。当時、この効果を広告費に換算すると、年間66億円に相当するといわれました。

よく知られている「命名権」の導入事例として、野球場があります。例えば、千葉を本拠地にする「ロッテマリーンズ」の場合。地元に本社を置くテレビ通販大手の[QVCジャパン]
が2010年、千葉市から命名権を買い取り(10年契約27億5,000万円)
、「千葉マリンスタジアム」から「QVCマリンフィールド」へと改称。地元への貢献度、従業員の士気高揚など、命名権効果が顕著に表れた例です。

一方で、契約した企業の事情によって短期間でめまぐるしく施設名が変わり、混乱を招くという事例もあります。

プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地「県営宮城球場」は、2005年に人材派遣の[フルキャスト]
と契約を結び「フルキャストスタジアム宮城」に。しかし2007年に発覚した不祥事のため解約。新たに地元の[日本製紙]が2008年から契約し「日本製紙クリネックススタジアム宮城」に。しかし今度は古紙配合率偽装問題のため企業名を外して「クリネックススタジアム宮城」に。2013年に同社は経営不振で契約更新せず、結局2014年からは、球団の親会社である[楽天]が権利を取得して「楽天koboスタジアム宮城」に落ち着きました。20〜30年という長期契約が一般的なアメリカと違い、3〜5年と短い日本の契約スパン。名付け親企業の業績如何では翻弄されてしまうこともあるという事例でした。

特殊な事例としては、昔からの名称を守るために命名権を買うという場合も。鎌倉市が「由比ヶ浜」など3カ所の海岸名の命名権を募ったところ、地元の[豊島屋](「鳩サブレー」で有名)が10年契約1億2,000万円で権利を取得。その理由が、鎌倉で生まれ育った社長が、愛着ある浜辺に、自他問わず企業や商品名といった新たな名を付けたくなかったから、というものでした。

日本に定着して10年あまり。現在では、スポーツ施設や公共文化施設以外にも、バス・路面電車の路線名や停留所、ダム、屋外大型ビジョン、歩道橋、公衆便所、公園、環境林など、命名権の対象が広がっています。また最近の傾向として、スタジアムのゲートの名前や競馬のレース名、野球場の年間シート名、公園のベンチ名というように、名付ける対象の細分化がトレンドとなっています。

※参考:
朝日新聞(2014年12月13日付)


 
 
 
 
キーストーンコンサルティング株式会社 〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野1-2-39 4F TEL 093-551-6325 FAX 093-551-6326保険相談・教育費積立相談・経営コンサルティング対応エリアは全国です 東京、大阪、名古屋、をはじめ 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県 香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県