買い物に行くと「●●が使えます」や「■■対応レジ」などの表示があるなど、キャッシュレスの動きが急拡大しています。2016年のデータによると、韓国の96.4%、アメリカの46.0%に対して日本のキャッシュレス決済比率は19.9%。人手不足への対応や時代がデジタル社会へと移行しつつある中、経済産業省が2018年に「キャッシュレス・ビジョン」を公表し、2025年の40%目標に向けて、キャッシュレス決済の推進が図られているのです。
キャッシュレス決済とは、簡単に言うと現金を使わずに支払うことです。ここ数年、キャッシュレス決済という言葉を代表しているのが「スマホ決済」でしょう。これはスマホに決済専用アプリをダウンロードし、それを使って支払う方法です。Google PayやApple Pay、LINE Pay、PayPay、d払い、au Pay、メルペイ、J-Coin Pay、Bank Payなどがあります。
スマホ決済の他には「クレジットカード」「デビット」「電子マネー」があり、この4種類がキャッシュレス決済の代表格です。「デビット」は銀行のキャッシュカードが利用でき、現金を引き出す手間なく支払いができるもの。「電子マネー」は交通系のSuicaやPASMO、流通系のWAONやnanacoなどで、あらかじめ入金しておくことで決済ができるものです。
これらのキャッシュレス決済は、どれか1つに絞るというよりは、シーンによって使い分けるのが今流です。何がいいのか迷った時は、スマホ決済なら、よく行くお店が加入しているアプリが便利です。利用できる加盟店が多いアプリや、お持ちのスマホのキャリアに合わせて選ぶのもおすすめです。また、不正ログインやなりすまし、スマホの盗難や紛失のことも考え、セキュリティ対策はしっかり行いましょう。
「こんな複雑なサービスを使わなくても、現金でいいわ」と思いがちですが、デパートのギフト券、スマホからゲームなどのコンテンツやサービスの支払いに利用できるギフトカード、ガソリンスタンドのプリペイドカードもキャッシュレス決済です。キャッシュレス社会への大転換期ともいえる今、使える手段のものを無理なく利用していきましょう。
※参考:
経済産業省 https://www.meti.go.jp/
日本銀行 https://www.boj.or.jp/
独立行政法人国民生活センター https://www.kokusen.go.jp/
一般社団法人キャッシュレス推進協議会 https://paymentsjapan.or.jp/
りそな銀行 https://www.resonabank.co.jp/
データ出典/キャッシュレス・ロードマップ2019(一般社団法人キャッシュレス推進協議会)
新緑の季節になり、目に映る木々の緑や草花の芽吹きに癒されるこの頃になりました。クローバーの群生を見ると童心にかえって四つ葉のクローバーを探してしまうという方も多いのではないでしょうか。
クローバーの和名は、シロツメクサ(白詰草)です。江戸時代、オランダから来たガラス製品の緩衝材、詰め物として使われていたことから名づけられました。春から夏にかけて、1.5センチほどの丸くて白い花を咲かせます。
クローバーは学名をトリフォリウムといい「三つ葉」を意味します。3枚の葉は「親愛」「愛情」「希望」を象徴するといわれ、四つ葉になると、さらに「幸福」が加わるのだとか。なるほど、これだけ揃えば、見つけたらラッキー!というのも納得です。
一方、四つ葉のクローバーの花言葉は「私を想って」「約束」などいくつかあるのですが、その中には「復讐」も。幸せそうな花言葉が並ぶ中、なぜ復讐というおどろおどろしい花言葉が存在するのでしょうか。これは、クローバーを国花とするアイルランドでクローバーがキリスト教の布教に使われた際、四つ葉は十字架のはりつけを連想させたことからと言われています。
さて、なぜ三つ葉の中に四つ葉のクローバーが混じるのでしょうか。その要因のひとつに、クローバーの葉が生え始める時に人に踏まれたりすると傷つくからというのがあります。人や動物に踏まれやすい場所にあるクローバーが確率的に四つ葉になりやすいというのは、ちょっと複雑な気分です。
そんな四つ葉のクローバーですが、生まれる確率はなんと1万本に1本なのだとか。やはり“見つけたら幸せ”ですね。
※参考:
ウェザーニュース https://weathernews.jp/
毎日新聞社 https://mainichi.jp/
暮らし〜の https://kurashi-no.jp/
Oggi公式ウェブサイト https://oggi.jp/
コカネット https://www.kodomonokagaku.com/
さわやかな初夏を迎え、旅行やレジャー、ショッピングなどのおでかけが楽しい季節となりました。しかし活動的になるのは私たち人間だけではありません。ダニの繁殖活動がこれからピークを迎えます。
温かくて湿った環境を好むダニは、5月から7月にかけてものすごいスピードで密かに増え続けます。その数なんと1組のつがいが3,000匹に増えるほど。一方、ダニに刺される被害が増えるのは7月から9月にかけて。ダニは「増える時期」と「人に被害を与える時期」、時期が異なるピークが2回あるのです。
家の中に潜んでいるダニのうち、今の時期に繁殖するのはヒョウヒダニ(チリダニ)で、人を刺咬することはありません。このヒョウヒダニを捕食しているのがツメダニで、人を刺します。つまり春から夏にかけてヒョウヒダニが増えると、それを餌とするツメダニが増え、夏から秋にかけて人に被害を与えるのです。
ダニ対策の基本は増やさないこと。ダニは繁殖力が強いのでゼロにすることは難しいのです。畳や床の掃除をこまめに行い、換気と除湿を心掛けてダニが好む「温かく湿った」環境にならないようにしましょう。ダニは約50℃で死滅するので、寝具やソファーなどは布団乾燥機の使用がおすすめです。死骸はアレルギーの原因になるので、掃除機を使って始末しましょう。
防ダニグッズの利用もおすすめです。スプレー式はもちろん、くん煙タイプ、敷くだけのシートタイプや、最近はダニよけをうたった衣類用洗剤もあります。寝具などピンポイントに駆除したい、あるいは広い範囲をまんべんなく、といったように目的に合わせて複数を選ぶのもいいですね。
繁殖シーズンであるこの時期の徹底したダニ対策が、数か月後のダニ被害に差をつけます。
※参考:
アース製薬株式会社 https://www.earth.jp/
ウェザーニュース https://weathernews.jp/
快眠タイムズ https://kaimin-times.com/
田辺三菱製薬株式会社 https://www.mt-pharma.co.jp/
東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/