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2021.09.01更新
 

洋の東西を問わず。くしゃみ
 

くしゃみをすると、壺の中から魔法使いの大魔王が飛び出してくる――。昭和40年代に放映されたテレビアニメを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。昼夜の温度差が大きくなり始めるこの時期は、くしゃみが増えるという話もあります。今回は、そんな「くしゃみ」についての話題をお届けしましょう。
そもそもくしゃみとは異物が鼻の粘膜を刺激することで起こる反射で、空気中のウイルスなどを肺に入れないための、防御反応のひとつです。ヒトだけでなく哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類もくしゃみをするそうです。犬や猫を飼っていると、くしゃみをする姿を見かけますよね。
おもしろいことに、くしゃみは古くから洋の東西を問わず同じようなことが言い伝えられています。キーワードは「霊魂」。日本ではくしゃみをすると鼻から魂が抜けて死んでしまうと信じられており、英語圏でもくしゃみをすると魂が抜けて体内に悪霊が入りこむと考えられていました。それもそのはず、くしゃみをした時の呼気の速度は時速300km以上と、新幹線並み。体から勢いよく何かが飛び出てしまうと考えてもおかしくありません。
さらにくしゃみは自分の意志でコントロールできないため、「誰かのせいで出る」と考えられ、いいことや悪いことが起きる予兆として捉えられていました。日本に伝わる「一褒められ、二憎まれ、三惚れられ、四風邪」も、イギリスの「水曜日にくしゃみをすると手紙が届く、木曜日にくしゃみをするといいことがある」も、縁起かつぎに近いものなのかもしれません。
なお、くしゃみをすると全身に相当強い力がかかります。そのため不自然な姿勢、例えば体をひねった形でくしゃみをすると、腰痛や骨折の原因となることもあるのだとか。くしゃみが出そうになったときは、まっすぐ前を見て適切な姿勢を心がけましょう。



※参考:
養命酒製造株式会社      https://www.yomeishu.co.jp/
レファレンス協同データベース  https://crd.ndl.go.jp/reference/
株式会社ウェザーニューズ    https://weathernews.jp/
エキサイトニュース       https://www.excite.co.jp/news/


ゲリラ豪雨!その時どうすれば
 

霧雨(きりさめ)、涙雨(なみだあめ)、甘雨(かんう)、秋霖(しゅうりん)。雨の多いこの国には、雨の名前も数百あると言われます。このような季節感や情緒あふれる名前とは別に気象庁が定める予報用語があり、なかでもここ数年でよく耳にするのが「集中豪雨」や「局地的大雨」といった言葉です。同じくよく聞く言葉として「ゲリラ豪雨」もありますね。
ゲリラ豪雨とは、局地的に突然起こる豪雨のこと。単独の積乱雲が急激に発達することで短時間に大雨をもたらすもので、年々増加する傾向にあります。気象庁では「ゲリラ豪雨」という言葉は使わず、局地的大雨と表現します。そう、ゲリラ豪雨と局地的大雨は同じなのです。ゲリラ豪雨の特徴は雨が降っている時間の短さです。その時間はおよそ30分程度。とはいえ猛烈な雨が降るため、油断は禁物です。
もし、外出先でゲリラ豪雨に見舞われてしまったらどうすればいいのでしょうか。川のそばにいた場合は、すみやかにその場から離れましょう。自分がいる場所に降っていなくても川の上流に降れば急激に水かさが増すことがあります。市街地を歩いている時であれば、地下を避け地上へ避難してください。地上でも排水が間に合わずマンホールが押し上げられていたり、浸水によって歩道と車道、側溝の境目が曖昧になっていることがあるので、建物の中などに移動した方が安全です。
車を運転していたら、水が溜まりやすい低い場所やアンダーパスへの侵入は避けましょう。前方の道路が冠水している時はそのまま進んでいいのかどうか、迷うところです。しかし進入する前に水の深さはわかりませんし、車はエンジンに水が入ってしまうと走行不能になることも。別のルートを使うようにしてください。
世界平均の2倍もの降水量がある日本は雨の国と言えます。天気予報やスマートフォン用のアプリを活用しながら、雨対策を行うのがおすすめです。



※参考:
国土交通省      https://www.mlit.go.jp/
気象庁        https://www.jma.go.jp/jma/
JAF(日本自動車連盟)https://jaf.or.jp/individual
TOYO TIRE株式会社  https://www.toyotires.co.jp/
ハフポスト日本版   https://www.huffingtonpost.jp/


夏の終わりこそ注意したい「残暑バテ」
 

30℃を超える真夏日も珍しくない、最近の日本。9月に入っても朝晩が少し過ごしやすく感じる程度で、日中はまだまだ厳しい暑さですね。近頃は、この時期に起きる体調不良を「残暑バテ」と言うようになっています。夏バテはよく聞くけれど、残暑バテはあまりなじみがないかもしれません。
そもそも夏バテとは、自律神経の働きが乱れることで起こるさまざまな症状のこと。気温の高い室外と冷房の効いた室内の温度差や胃腸の乱れ、睡眠不足などによる自律神経の乱れが主な原因とされています。近頃は健康への意識の高まりもあり、夏バテ対策をしっかり行っている方も増えています。にもかかわらず、暑さのピークを過ぎ安心して気を緩めたり、知らず知らずのうちに夏の疲れが溜まったりしていて、ちょうど今ごろ残暑バテしてしまうのです。
残暑バテかなと思ってネットで予防や対策方法を検索するといろいろな情報がヒットします。ですが、ネットの情報のみを鵜呑みにせず、かかりつけのお医者さんや薬剤師さん、住んでいる地域の健康相談など、信頼できるところで情報を得るようにしましょう。惑わされないことも大切なことです。
まだしばらくは暑い日が続くと思われますが、エアコン設定や食生活、衣服などを見直しながら、体と心を少しずつ秋へとシフトしていきたいものですね。



※参考:
マイナビニュース        https://news.mynavi.jp/
一般財団法人日本予防医学協会 https://www.jpm1960.org/
産業保健新聞         https://news.doctor-trust.co.jp/
社会医療法人社団健生会    https://www.t-kenseikai.jp/honbu/
萩原印刷株式会社       https://www.hg-prt.co.jp/


 
 
 
 
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