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2020.07.01更新
 

骨盤底筋と年齢のお悩み
 

「骨盤底筋」という漢字を目にしたことはありませんか? これは「こつばんていきん」と読み、骨盤の下部にある筋肉などを総称することばです。筋肉やじん帯、皮下組織からできており、骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などを支えて正しい位置に保ち、排尿・排便をコントロールする役割を担っています。

この骨盤底筋がゆるんでしまうことが原因で起こる排尿トラブルが、「尿モレ」「ちょいモレ」と言われる尿失禁です。女性の場合はとくに出産で筋肉がダメージを受けたり、閉経などで女性ホルモンの分泌が少なくなる、といった理由で骨盤底筋がゆるみやすく、尿モレに悩む人が少なくないのだそうです。デリケートな問題として、ひと昔前はあまりおおっぴらにされていなかった排尿トラブルも、最近は恥ずかしいことという意識を変えるための、さまざまな啓発活動が行われていますね。尿モレ対策用品のTVコマーシャルが流され、医療機関への受診の目安なども広く語られるようになり、骨盤底筋という言葉も知られるようになっています。

ある程度の年齢を重ねれば骨盤底筋がゆるむのは仕方ないとはいえ、あきらめることはありません。骨盤底筋群は「横紋筋」という立派な筋肉なので、鍛えれば強くなるのです。場所や時間を問わずできるものもあるので、改善と予防のためにも日々の生活の中に取り入れてみるのもよいでしょう。インターネットや書籍などでも紹介されています。また、骨盤底筋をサポートする下着など、専用のアイテムも各種あります。

トレーニングで予防しながら、効果が見込めるアイテムを使ってサポートする。まずは骨盤底筋を意識することから始めてみませんか?


※参考:
社会医療法人 製鉄記念八幡病院 https://www.ns.yawata-mhp.or.jp/
名古屋大学排泄情報センター チャンネルまる
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/haisetsu/
亀田メディカルセンター ウロギネ・女性排尿機能センター
http://www.kameda.com/pr/urogyne_center/



夏の夜空に降り注ぐように浮かぶ、天の川
 

七夕の季節になりました。夏の夜空を見上げれば、北から南の地平線に向かって雲あるいは川のような光の集まりが見られます。これが天の川です。

天の川は英語でミルキーウェイと呼ばれますが、これは父ゼウスが息子のヘルクレスに、彼の義母である女神ヘラの母乳を飲ませようとして飛び散ったミルクが天の川になった、というギリシャ神話に由来しています。大昔のギリシャの人々がミルクの粒だと思っていた天の川は、イタリアの天文・物理学者のガリレオ・ガリレイによって「たくさんの星が集まってできている」ことが発見されました。その後の研究で、天の川は約2,000億個の星がうずまきのように集まっている銀河で、地球を含む太陽系はその一部であることがわかっています。つまり私たちが見ている天の川は、太陽系がある銀河の姿なのです。

この天の川で年に一度、織姫と彦星が会えるのが7月7日の夜です。この伝説は中国で生まれ、日本やアジア圏に伝わりました。実際に織姫とされるベガと、彦星とされるアルタイルという星の間には天の川があり、両者を隔てています。でも2つの星の間には14.4光年の距離が。会うためには、光のスピードでも14年以上かかってしまう計算です。ちょっとせつない距離ですね。

夏は天の川がよく見える季節です。おびただしい光があふれる市街地を抜け出し、山などに天の川を見に行ってみてはいかがでしょう。夜間なので野生動物や安全には十分注意してください。


※参考:
宇宙航空研究開発機構               https://www.jaxa.jp/
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台 https://www.nao.ac.jp/
本田技研工業株式会社               https://www.honda.co.jp/
株式会社アストロアーツ              https://www.astroarts.co.jp/




進化し続ける日本のスーパーフード、納豆
 

7月10日は「納豆の日」です。そうです、なっ(7)とう(10)の語呂合わせですね。この日を制定したのは関西納豆工業共同組合で、関西の納豆の消費を拡大したいと考えてのことだったそうです。というのも、ある統計によれば近畿地方における1世帯あたりの納豆の年間支出金額は、一番多い東北地方のおよそ半分。近畿地方を含む西日本では、豊富にとれる魚からたんぱく質を摂取できたので、納豆をつくる習慣がなかったからと考えられています。

納豆がいつ頃から食べられてきたのか、実はよくわかっていません。縄文時代には納豆のような食べ物があったとも、源義家に農民が差し出した煮豆が納豆のルーツであるなど、諸説あるのです。庶民の間で広く食べられるようになったのは江戸時代のことで、江戸っ子たちの間で納豆が大ブームになり、ご飯に納豆という朝食スタイルが定着しました。

さて、納豆が体に良い食べ物だということはよく知られたことですが、ここ数年は、付加価値をつけた納豆も続々登場しています。例えば豆をやわらかく仕上げたもの、女性にうれしいコラーゲン入り、特定保健用食品(トクホ)の納豆、たれに工夫が凝らされているものなど、おいしさと健康を視野に入れた納豆が多いようですね。

「納豆が健康に良いのはわかっているけど、苦手」な方には、テンペがおすすめ。テンペとはインドネシアの大豆発酵食品で、お肉のような食感で納豆特有のネバネバやにおいがありません。最近はスーパーなどでも入手できるようになり、納豆にひけをとらない食材として注目されています。


※参考:
全国納豆協同組合連合会  http://www.natto.or.jp/
株式会社 Mizkan Holdings http://www.mizkan.co.jp/
タカノフーズ株式会社   http://www.takanofoods.co.jp/
太子食品工業株式会社   http://www.taishi-food.co.jp/
富士納豆製造所      https://fujinatto.jp/
マルコメ株式会社     https://www.marukome.co.jp/
統計出典/家計調査年報(家計収支編:二人以上の世帯)平成29年(総務省統計局)





 
 
 
 
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