暮らしの情報・豆知識
2014.01.06更新
 

日本が世界に誇る食文化、和食。
 

ユネスコの無形文化遺産に「和食−日本人の伝統的な食文化」が登録されました。和食のよさが世界中に知られることになり、“おもてなし”の心とともに国内外に広がりつつあります。外国人観光客が訪日前に期待することの第1位が「食事」、外国人が好きな外国料理の第1位が「日本料理」という結果からも、日本の食に対する注目度は高いといえます。

海に囲まれ南北に長く、四季のある日本は、豊かな自然に恵まれており、健康的で栄養バランスのいい食生活を送っているといわれています。「和食」は、私たち日本人が長い間培ってきた伝統的な食事であり、それは正月のおせち料理や土用丑の日といった「行事食」と呼ばれるものをはじめ、季節に合わせた食器、葉や花などを用いた飾り付け、そしておもてなしの心やマナーなどを合わせたもの。これらすべてが「日本の伝統的な食文化」として無形文化遺産となったのは、まさに快挙といえますね。

古くよりいわれる和食の基本は「一汁三菜」といって、味噌汁などの汁が1、おかずなど菜が3、これにご飯と漬けものです。何と今はとんかつやオムライスなども和食として認定されているそうで、ちょっと驚きですね。また、和食を語るにあたって必須なのが「だし」。だしのうま味は海外でも大人気を博していて、かつお節や昆布は諸外国に輸出され、ひっぱりだこだそうです。

ちなみにユネスコ文化遺産は、その土地の歴史や生活風習などと密接にかかわっているものをいい、日本では歌舞伎や能楽、結城紬などそうそうたる21件が既に登録。食の分野ではフランスの美食術やスペイン等の地中海料理などに次いで5件目です。

海外で日本食レストランが激増、支持されている反面、国内においては、和食は個食やファストフードなど食の多様化により、逆にパン食に押され気味です。そのため、和食文化の保護・継承活動や「和食検定」も登場しました。登録を機に、日本が誇る食文化である和食のよさを見直してみたいですね。

※参考:
農林水産省         http://www.maff.go.jp/
「和食」文化の保護・継承プロジェクト  http://www.washokujapan.jp/
和食検定公式サイト    http://www.washokukentei.jp/index.php


炎のあたたかみを楽しむ暖房。
 
寒い冬を乗り切るための必需品といえば、暖房器具。エアコンやオイルヒーター、石油ファンヒーターなど各種あるなか、電気を使わないということからここ数年で見直されたのが、ストーブです。そのほとんどは灯油を使う石油ストーブですが、炎のあたたかみを目で楽しみ暖をとるという側面から、薪ストーブや暖炉に注目が集まっています。
そもそも、薪ストーブと暖炉はどう違うのでしょう。どちらも薪をくべて使いますが、暖炉は壁面に埋め込まれたもの、薪ストーブは室内に設置して使うもの。つまり、薪ストーブはいつでも購入・設置ができますが、暖炉は住宅新築時やリフォーム時など設計段階からというのが条件なのですね。とはいえ、より手軽な薪ストーブですら、実際に設置するのは難しいのでは? いえいえ、今は技術の進歩によって都市部でも設置が可能なストーブもあるのです。

そのひとつが「ペレットストーブ」です。間伐材などを再利用して作られたペレットを燃やすストーブで、FF式(強制給排気式)なので給排気口を設置することでマンションなどでも使うことができます。着火や消火がスイッチででき、扱いが簡単なのもうれしいポイントです。一方、薪ストーブは、着火・消火は手作業で行いますが、ペレットストーブより火力が強く、本体価格も若干リーズナブルなことが多いようです。こちらは煙突が必要なので、マンションなどの集合住宅には使えません。

さて、文頭にもあるように、暖炉の設置はたやすくありません。それでも「どうしても暖炉を、しかも手軽に楽しみたい」という人には、ガスや電気の暖炉はいかがでしょう。ガスは実際に炎が燃え、より本格的に。電気は画像パネルによる炎の演出ですが、どちらもふだんのファンヒーターやエアコンに比べ、雰囲気が格段に変わることうけあいです。

薪ストーブや暖炉は、多少手間はかかりますが、それもまたひとつの楽しみといえるかもしれません。ゆらめく炎と、パチパチと木がはぜる音。空間だけでなく心や時間もあたためてくれるのが魅力です。

※参考:
有限会社岡部工業  http://www2u.biglobe.ne.jp/~vivis/okabekougyousyo/index.html
株式会社Hibana             http://www.hibana.co.jp/
株式会社アドヴァン           http://www.advan.co.jp/
東京ガス株式会社           http://www.tokyo-gas.co.jp/
株式会社ディンプレックス・ジャパン http://www.dimplex.jp/


飽食の時代、七号食で食生活を見つめてみよう。
 

海の幸、山の幸がふんだんに盛り込まれたお正月のお祝い料理、おせち。お正月あけは、ついつい「食べすぎて体が重い...」という人も少なくないのではないでしょうか。
そこでご紹介するのが「七号食」という考え方です。これは、マクロビオティックの祖であり、世界にその考えを広めた故・桜沢如一氏が提唱した食事法で、一号食から数え七号食は究極の食事ともいわれています。

七号食とは、玄米ご飯とお茶、水のみの食事を言います。好きなものを好きなだけ食べるのが一号食なので、七号食はその対極です。おかずや嗜好品を口にしないことで食べ過ぎ飲み過ぎの体がリセットされ、体質改善やダイエット効果があるといわれていますが、むしろ七号食は、飽食の時代を生きる私たちがふだんの食生活を見直すための食事、と考えたほうがよさそう。ちなみに、二号食はおかずが4品、三号食は3品で、つまり一号から三号食は現代人の通常の食事の体をなしています。四号から六号までは、玄米ご飯に味噌汁がついたり、野菜や漬け物がついたりという風に副菜一品ずつが加わっていて、いわゆる粗食の分類に入るでしょう。そして、おかずなしの七号食が究極の食事として存在しているのです。

インターネット上ではさまざまな情報が掲載されており、手っ取り早く痩せた、アレルギー疾患が治った、という話も種々出ています。マクロビオティックやデトックスという側面でも、カロリーの過剰摂取を防ぎ、体の中からきれいになって健康・美容効果も期待できるかもしれません。しかし、私たちは生きてゆくために食物を摂っているので、やみくもに10日間の七号食を実施するのではなく、自分の体質や体調を熟知したうえで行いたいもの。たとえば、忙しさにかまけて暴飲暴食が続いていたら、週末だけ七号食を心がけてみる、白米を玄米ご飯にかえてみる、旬の野菜をできるだけ自然な形で摂る、などという方法もあります。

七号食は、飽食時代の食生活を見直す食事として、存在しているのかもしれません。

※参考:
「はじめてのマクロビオティック」(成美堂出版/長澤池早子監修)
マクロビオティック日本CI協会  http://www.ci-kyokai.jp/
いただきますJP           http://www.itadakimasu-jp.net/
七号食の情報サイト  http://www.yuwaeru.co.jp/shop/genmai/7gou/
株式会社紀文食品         http://www.kibun.co.jp/


 
 
 
 
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