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2011.08.03更新
 

こんな夏だから。缶詰活用のすすめ
 

火を使う調理もひと苦労の夏。節電の影響もあり、室温の上昇はできるだけ阻止したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そんな時、頼りになるのが缶詰です。

缶詰はちょっと…などとあなどってはいけません。実は日本は、世界有数の缶詰生産国であり、消費国でもあるのです。私たちの周りをざっと見まわしてみると、さんま、まぐろ、さけや貝など魚介類はもちろん、コンビーフや焼き鳥といった肉類、桃やみかんなどのフルーツや、アスパラガス、うずらの卵まであり、どんな献立にも対応できそうですよね。

缶詰の特長といえば、常温での長期間保存が可能なこと。非常食として備蓄されている方も多いのではないでしょうか。製造から130年経った缶詰が十分食べられたというイギリスからの報告は、缶詰の保存性の高さを示すエピソードです。

缶詰の歴史をひもといてみると、今から約200年前の1804年、フランスのニコラ・アペールが加熱殺菌した食料を金属缶などに保存する方法を考え出したのが始まり。現在の形のブリキ缶による缶詰はイギリスで開発され、アメリカへ渡り、専用工場が作られました。これらの缶詰は、戦争下での軍用食料として重宝したといわれています。日本では約140年前長崎にて作られた、いわしの油漬缶詰が始まりです。ちなみに、当時の表記は「管詰」だったそうで、ちょっと不思議な字面ですね。

さて、長期保存に適した缶詰の特性を活かして開発されているのが「ミリメシ」でしょう。ミリメシとは軍隊(ミリタリー)などで支給される食糧のことで、正式には「戦闘糧食」と呼ばれるものです。世界各国の軍隊がそれぞれ開発していて、日本の自衛隊のミリメシは、カンボジアに派遣されたPKO参加国が集まった戦闘糧食コンテストで優勝したほどの実力派。なかでも隊員に人気があるのは「たくあんの缶詰」なのだそうです。

快適な節電を心がけたい、そして非常時にも備えたい。そんなこの夏は、缶詰グルメをどんどん活用していきたいものですね。

※参考:社団法人 日本缶詰協会 http://www.jca-can.or.jp/
防衛省 陸上自衛隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/
株式会社武蔵富装 http://musashi-fusoh.com/
ORICON STYLE  http://www.oricon.jp/
東京スポーツ新聞社 http://www.tokyo-sports.co.jp/


ご存じですか?化学品をより安全に、安心して使うための世界共通表示。
 

身の回りにある台所用洗剤や塗料を見てみてください。見慣れないマークがついているものはありませんか?

わたしたちが毎日使うような日用品には、洗剤や殺虫剤をはじめとする化学品がたくさんあり、快適にしたり清潔に保つなど、さまざまな面で暮らしを支えていますが、その反面、正しく使わないと人体や環境へ影響が及ぶこともあります。

これまでもさまざまな取り扱い上の注意や応急処置が文章で書かれ、マークでも表示されていました。しかし世界各国の表示制度にバラつきがあり、注意喚起が十分にできないなどの問題もあったのです。

そこで国連が世界的に統一された分類と表示で誰にでもわかりやすく知らせるための仕組みを定めたのが「GHS(化学品の分類と表示に関する世界調和システム)」です。

世界共通のGHSを各国が採用することによって
●危険有害性の情報伝達に関して国際的に理解されやすい仕組みの導入によって、人の健康と環境の保護が強化される
●既存のシステムを持たない国々に対し国際的に承認された枠組みを提供する
●化学品の試験及び評価の必要性が減少する
●危険有害性が国際的に適正に評価・確認された化学品の国際取引が促進される
という4つの効果が期待されています。

すでにペンキなどの塗料では導入されていて、家庭用品では台所用洗剤、塩素系漂白剤、塩素系・酸性洗浄剤が今年の春から表示されています。さらに芳香や消臭のエアゾールは来年から導入される予定です。

マークは全部で9種類あり、「まぜるな危険」と従来からの注意喚起も併記されています。世界共通のGHSマークがあれば、海外のお気に入りブランドの日用品なども安心して使えそう。ただし、マークの意味や注意点をよく読むことは言うまでもありません。

※参考:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 http://www.nite.go.jp/
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/
花王株式会社 http://www.kao.com/jp/
日本石鹸洗剤工業会 http://jsda.org/w/
環境省 http://www.env.go.jp/
芳香消臭脱臭剤協議会 http://www.houkou.gr.jp/


自宅にマイ発電所を持つ時代がやってくるかも。
 

震災以降、エネルギー問題に多くの人の関心が集まりました。世界規模で見ても、限りある化石燃料や巨大な施設を必要とする水力、原子力を経て、自然エネルギーを使った発電が注目されています。

なかでも最も普及しているのが「太陽光発電」でしょう。太陽光発電とは「太陽電池」と呼ばれる装置を用いて、太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方式です。地球に到達する光のエネルギーは12万6000テラ(テラは1兆)ワットと膨大で、この光エネルギーをすべて電気に変換すると、わずか1時間の日射量で世界中で使用する1年間の電力使用量がまかなえるといいますから、その強大ぶりがわかります。しかも化石燃料のように限りがないのも魅力でしょう。太陽の寿命はあと50億年ほどとされていますから、実質的には枯渇する心配もありません。

太陽光エネルギーの利用といえば、屋根に温水器を設置して給湯などに使う「太陽熱利用」もありますが、「太陽光発電」は太陽光で発電するものです。もちろん発電した電気は普通に家電製品に使うことができます。

太陽光発電は大規模な工場や公共施設はもとより一般住宅でも導入でき、家庭用では屋根に太陽電池パネルを設置するのが一般的です。取り付ける方角や角度により発電量は若干変わり「隣家の影にならない南側」に設置するのが理想ですが、南でなくても大丈夫。晴れた日には、なんと電力需要の2〜4割の供給ができるそう。室内のメーターが発電状況を知らせてくれるので、節電に対する意識も自然と高くなるとのこと。さらに、災害などで停電になった時に太陽光発電で電気を供給することも可能です。

日本は世界トップクラスの太陽光発電技術国ですが、導入先進国はドイツでしょう。太陽光発電でつくった電力を優遇価格で買い取る制度を導入して普及率が上がったそうです。2009年より日本でも余った電気を買い取ることが電気事業者に義務づけられました。

さて、いざ太陽光発電を導入しようと検討し始めると悩むのが、どのくらいの発電量を目指すのかということ。これは、その家庭の年間消費電力の7〜9割が目安と言われています。このくらいをカバーすると、昼間使う分くらいの電気製品の電力なら十分まかなえるそうです。

気になる設置費用の目安は、およそ国産車一台分だそう。補助金や売電による収入なども考え合わせながらの導入がおすすめです。

※参考:「ニュートン2009年9月号」(株式会社ニュートンプレス)
産業技術総合研究所 http://www.aist.go.jp/
太陽光発電協会 http://www.jpea.gr.jp/
シャープ株式会社 http://www.sharp.co.jp/
パナソニック電工株式会社 http://panasonic.co.jp/pew/
環境ビジネス.jp  http://www.kankyo-business.jp/


 
 
 
 
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